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鳥取市で「多様な性」についての講演をしました。

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鳥取市男女共同参画センター主催の市民向け講座で、「多様な性」についての講演をしてきました。

地元の新聞の取材と、ローカルTV局の取材がきました。
記事はこちらから…LGBTって何? 当事者が鳥取で講演(2016年2月22日)

20代からおそらく70代ぐらいの方まで、40名近くの方がいらしていました。
いつもとは違うワークを行ったので、反応はどうだろうか、と思っていたのですが、大阪とは違う地方ならではのLGBTの課題を出していただき、非常に勉強になりました。
(講演の写真は、あとで送ってもらうことになっているので、今は、ないです。講演前後の写真だけだとグルメ旅行みたいになってしまうのですが、何もないよりマシかな、と思いまして。ちなみに日帰りで行ってきたので、ほとんど遊べておりません。笑)

  
<講演後思ったこと>
大阪や東京などの首都圏のカミングアウトしているある種の”エリート”なLGBT。僕ら都会のLGBTの一部は、カミングアウトを家族にもしていて、友達にもしていて、職場でもしていて、そうして社会を変えていこうとしています。
そうして、自分らしく隠すことなく生きていくことに成功しているわけですが、でも、それをすること、できることがLGBTにとって幸せで、それができないLGBTを二流のLGBTである、などというような風潮がありはしないか?とちょっと考えていました。
 
今回、鳥取に行き、都会がもっと引っ張っていかなければならないと思いました。
地方の濃密な人間関係の中で、ゲイカップルだとカミングアウトして暮らすことは実質的にかなり難しいでしょう。
地方には地方のやり方がある。
都会のLGBTの論理を地方に押し付けてはいけない。
 
今日聞きにきてくださっている参加者にも当事者はたくさんいたと思います。
今日、聞きに来たかったけれど、いろんな事情で聞きに来れなかった当事者の人もいたでしょう。
もうちょっと待っててね、と。
大阪から、都会からできることをしなくてはいけないなぁと思いました。それが、都会に住むゲイの責任だと思います。
 
カミングアウトは、できる人がやればいい。
地方では無理せずに、少しずつ仲間を増やしていけばいい。
それでいいんだよ、とそういうメッセージをもっと送らないといけなかったな、と一人反省会を帰りのバスでしていました。
(講演しているときは、そこまで考えがまとまらなかった)

にじいろらいとでは、わかりやすい講演を心がけています。
講演についての依頼も随時受け付けておりますので、お問い合わせくださいませ。
講演については、こちら(講演依頼)をご覧ください。    

 
鳥取県は、手話言語条例が全国ではじめて条例化された県。
この日も、聴覚障害の方がいらしていたので、手話通訳がつくことになりました。
小さい県だからこそ、もっとダイナミックに施策をやっていける、そんなポテンシャルのある県だと感じました。
今度は、プライベートで、ぜひ訪れてみたいです。
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